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日本の農業をDX化しテクノロジーでアップデート! 農業の未来を作る笑農和

株式会社笑農和 / Webマーケティング ・広報

インタビュー記事

更新日 : 2023年05月12日

株式会社笑農和(えのわ)は「100年後もおいしいお米を食べられる未来を残す」ため、水田の水管理ソリューションを中心としたIoTプロダクトの普及を通じて農業をアップデートしてゆくスタートアップ企業です。

今回は株式会社笑農和の営業企画部 マネージャーの黒田光さん、開発部 佐藤勇武さん、入社して半年になる新人の中田祥平さん、広報の豊岡愛さんにお話を伺いました。

株式会社笑農和 事業概要

・過去から今の企業の概要

 存続が危ぶまれる農業をICTの導入で効率化し、自律持続可能な業界に変革することで、担い手にとって魅力的な職業とする。具体的には農業者の負担となっている作業に着目し、省力化を目指すとともに生産物の品質向上を実現するソリューションを提供する。

 

・会社の歴史上、飛躍のポイントとなった事例

 創業当初は農業事務の効率化ソリューションを提供していたが、あまり作業負担軽減に貢献していない。全作業工程を洗い出したところ、稲作における「水田の水管理」工程が重労働となっていることに気づき、自動化・遠隔操作化を実現するpaditchを自社開発し提供することとした。そこから協力者が飛躍的に増え、業界で一目置かれる存在に成長した。

 

 ・会社事業上の特徴(競合他社との差別化) 

 農家出身の稲作を知り尽くした代表が、意思決定が速い小さな会社の特徴を生かし、日々現場の課題と時代の潮流を見据えてソリューションに反映している。

 また、「水田の水管理」にフォーカスしているため、当該行程を中心とした最大限の効率化に注力できる。例えば稲作の栽培方法には、種を地面に直に播く「直播」があり、ビニールハウスで苗を育てる工程や田植えをする工程をゼロに削減できる。

その際に、弊社製品paditchによるきめ細かな水管理が有効であり、手法を確立し普及を目指している。しかし、大手の農機具メーカはビニールハウスや田植え機が売れなくなるためこのポジションを取ることができない。

 

・各施策について具体的事例

 昨今のGX(グリーントランスフォーメーション)の潮流を一早く察知し、水田におけるメタンガス削減ソリューションに着手している。さらには削減したメタンガスをクレジット化し、クラウドシステムでマネタイズするビジネスモデル特許を取得し事業の独自化に磨きをかけている。

 また、現在は水位、水温、タイマ-と連動した自動化を提供しているが、蓄積したデータを活用し将来的にはAIによる自動栽培を実現し、ベテラン農家のノウハウの承継にも貢献してゆく。

 

営業企画部 マネージャーの黒田光(ひかる)さん

 

 

営業企画部の黒田光さんは入社歴5年目。20代にしてマネージャーを務めておられます。笑農和の魅力についてお聞きしました。

 

Q 株式会社笑農和はどんな会社ですか?

黒田さん 「笑農和」は「IT農業を通じて笑顔の人の和を創り社会に貢献する」を企業理念に掲げて、農業コンサル事業をおこなっている会社です。


 

農業は「大変そう」「休みがない」というイメージがあるかもしれません。田んぼ仕事のストレスを軽減させるために生まれた装置 paditch(パディッチ)の販売をはじめ、農家さんの補助金診断・補助金申請サポート、スマート農業のイベントや勉強会を随時開催しています。

 

Q 笑農和の魅力はどんなところでしょうか?

黒田さん 「笑農和」は色々な魅力のある会社です。

会社と一言に言っても様々な業態があると思います。出来上がったサービスをよりよくする会社が多い中で「笑農和」は世の中に無い新しいサービスを作り上げていく会社ですね。

 

新しいサービスを作るため、浸透していない部分もあります。これから新しいサービス広めていくので、その面白さが魅力です。

 

 

先日、東洋経済の「すごいベンチャー100」にも選ばれましたが、「笑農和」は日本の農業界の改革を起こせる会社だと思っています。その中の一人になり、様々な提案をし、実行できるやりがいを何より感じています。

 

Q paditch(パディッチ)とは?

黒田さん 田んぼ作業の25%の時間は水管理で費やされると言われています。パディッチとは田んぼの水口の自動開閉設定や水位・水温もスマホで確認できる装置です。

 

 

これまで手作業で行ってきた”開閉作業”はもちろんの事、大きく時間がとられてきた"水位と水温の調整”の自動化も実現させました!

 

 

これまでの経験とノウハウを阻害する異常気象がある現代だからこそ「価値を実感して頂ける」製品ですね。

 

Q 営業企画部とはどんなお仕事ですか?

黒田さん ビッグサイトやJ Aなどの展示会に参加したり、パディッチユーザーからのご紹介から農家のお客様に提案したり、インターネットを駆使してパディッチを広めるお仕事をしています。基本的に農家さんは家にいないので飛び込み営業はありません(笑)

 

Q 入社歴5年目の黒田さんが入社したきっかけは?

黒田さん こんな会社があるよとプログラミングの恩師の紹介で入社しました。当時は開発部門で入社しました。

 

Q 開発から営業部門に異動した理由は?

黒田さん 僕が会社に貢献できるのは営業だなと。僕が開発に携わったパディッチだからこそ、正しい情報を直接お客様に伝えられていると思ったからですね。

 

Q 仕事をしていてよかったなと思う部分は?

黒田さん 同世代に比べると経験が積めていると自負しています(笑)。

会社の中は風通しがよく、社長とは直接交渉ができますし…。提案すると意見が通りやすいんです。会社のチャレンジ精神が自分にはあっていると思います。

 

Q 働きやすさはどうでしょうか?

黒田さん 基本的に土日祝日はお休みです。

5、6月は繁忙期になるので土曜日だけ当番制になりますね。有休消化もバッチリです!

給料はいくらぐらいを希望するかを社長と直接交渉もできます。ただ、交渉するには説得する何かも必要なわけで…。そのためにはこういうスキルが必要だよねと話し合える環境も働きやすさの一つだと思いますね。

 

Q どんな人と働いていきたいですか?

黒田さん 農業に興味があり、会社にある課題を自分ごととして捉えられる方がいいなと思います。

技術うんぬんより、私たちが大切にしているパディッチがなぜあるか考えられる、価値観が合う方がいいですね。

 

 

開発部 佐藤勇武さん

石川県に住みながらフルリモートで働いている開発部の佐藤さん。

コロナ前からフルリモートで働いていたそうです。開発部の働き方についてお聞きしました。

 

 

Q 佐藤さんが入社したきっかけは?

佐藤さん 私は以前、埼玉に住んでいました。当時は通勤時間に2時間もかけるような生活をしていたんです。そこで通勤時間のストレスから逃れたいと転職活動をはじめました。

 

訳あって石川に引っ越しした後、フルリモートの会社を探しました。ただ、転職活動をしていた2019年秋は、まだコロナの前だったのでフルリモートの会社はほぼ存在していませんでしたね。

 

そんな中で「笑農和」はWebサイトで知りました。その後社長と面談し、フルリモートで働くことになりました。

 

Q 最初からフルリモートだったんですか?

佐藤さん 滑川の会社には最初の数週間だけ通いましたね。その後、コロナ禍になりました。コロナ前からフルリモートだったため、何も変わらず仕事ができました。通勤のストレスもなく、とても働きやすい環境ですね。

 

Q 開発部ではどんなお仕事されていますか?

佐藤さん 開発部の3人チームで主にWeb周りとパディッチのアプリなどを開発しています。神奈川にいるチームの上司とはSlackなどチャットツールを利用してコミュニケーションをとっています。

 

Q 笑農和で働いていてよかったなと思う部分は?

佐藤さん 一番良かったところは意見を聞いてもらえる環境ですね。

意見が気兼ねなく言える環境のため、積極的に技術提案をしています。提案することで自分のスキルアップにも繋がっていますね。

社長が開発出身ということもあり、提案内容も理解してもらえていると実感しています。

 

Q どんな人と働いていきたいですか?

佐藤さん 自分で考えて動ける人がいいと思います。フルリモートで働くということは気軽に直接聞けない環境でもあるので、自分で問題解決できる力が重要だと思います。

 

 

営業企画部 中田祥平さん

 

 

入社してから半年。新入社員の中田祥平さんにもお話を伺いました。

Q 中田さんが入社したきっかけは?

中田さん 前職は有機農業の会社に勤めていました。その時に農業の面白さと大変さを実感しましたね。ITにも興味があったため笑農和に入社を決めました。

 

少子高齢化の影響で耕作放棄地の問題もありますが、解決できる糸口がこの会社にはあると思います。

 

Q 入社して半年経ちましたが、いかがですか?

中田さん 毎日が勉強ですね。農閑期の時期は日本各地の展示会に伺いました。

農業は閉鎖的なイメージもありますが、話すことで色々な人と関われています。新しい農業の形を感じています。

 

広報 豊岡愛さん

入社して7年目の豊岡さんは「笑農和」の広報を務めながら、プライベートでは3人のお子さんのママをされています。豊岡さんの広報のお仕事と募集している職種について伺いました。

 

 

Q 豊岡さんの広報のお仕事は?

豊岡さん 主にブログ、インスタグラム、ユーチューブなどの更新作業をしています。

外部からのお問い合わせにも対応しつつ、営業のサポートも行っています

 

3人目を出産してからはコロナなどあったため、リモートワークで復帰させてもらいました。リモートワークは信頼関係があるからこそできると思っています。

パートとして働いているのは現在私だけですが、子供の行事や体調不良時にも配慮、サポートしていただけるので、働きやすい環境と感じています。

 


最後に今募集している職種についてお伺いしました。

 

 

Q 募集している職種について教えてください。IoTエンジニアとは?

豊岡さん IoTエンジニアはまだ世にない農業革命を起こすシステムを開発しています。

「幅広い技術に興味を持ってくれる人」「今の技術でいい意味で満足していない人」を募集しています。

 

パディッチは田んぼがある外だからこそ、活きるシステムです。エンジニアは四六時中パソコンの前で働いているイメージですが、パディッチを置く現場に行くこともあります。


Q Webマーケティングとは?

豊岡さん WebマーケティングはSNSマーケティングやS E O対策などに長けている人を募集しています。


Q 広報とは?

豊岡さん 広報はパディッチを世に広めるお仕事です。

SNSの管理とプレスリリースが書ける方を募集しています。

 

パディッチのユーザーへ取材をしてくださる、ライターさんも全国で随時募集をしています。動画撮影もできる人がいいですね。

 

Q フィールドサポートとは?

豊岡さん フィールドサポートは主にパディッチのトラブルがあったときに対応するお仕事です。

 

まだ世にないものを作っているからこそ、お客様のサポートは必須です。お客様の不安を出来るだけ払拭していきたいため、全国で募集しています。北は北海道、南は九州まで。主に富山、静岡、北海道、秋田、山形、新潟を募集しています。


Q パディッチサポートセンター(コールセンター)とは?

豊岡さん パディッチサポートセンターとはパディッチのお客様のお困りごとを電話で対応するお仕事です。現場での解決が必要な場合はフィールドサポートが出張します。


そのほか笑農和では経理、進捗管理など全体が見えるマネージャーを募集しているそうです。

 

笑農和は農業の未来を、日本の未来を明るくする会社だと感じました。気になった方はお気軽にお問い合わせください。